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下関(げかん)穴 [東洋医学]

今日はツボのお話です。

 頬車(きょうしゃ)穴から上に上がって、耳の穴の前で、頬骨が弓状に湾曲している曲線の中央の真下に下関(げかん)穴があります。
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 下顎骨の関節ジョイント部は、口を閉じた状態では耳の穴のすぐ前にありますが、口を大きく開けたときには、前方の下関穴の近くに移動してきます。下関穴という名前の由来は、ここが下顎骨の関節部の可動にとって重要なポイントであることからきていると思われます。
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 さて、この関節ジョイント部の移動がうまくいかずに、関節ジョイント部が前方でなく上方へ頬骨の出っ張りをガクッと乗り越えてしまうと、痛みをともなって、口の開閉に障害がでてしまう場合があります。ちょうど下関穴のあたりにある、側頭筋という筋肉は、咀嚼筋のひとつで大きな力をもっているため、ここが過緊張をおこすと、このような現象の原因となります。この筋肉をゆるめるために下関穴のポイントは有効に作用します。
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 さらにその奥には、外側翼突筋という咀嚼筋があり鼻腔を形成している蝶形骨という骨の下部と耳の穴の前部が口蓋の上、鼻腔内部でつながっています。この筋肉が関節ジョイント部を前方に移動させます。
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 図のように頭を動かさずに下顎だけを下に開けば、この動きになるのですが、口を開けるために顎でなく、頭を上に開いて動かそうとすると側頭筋で口を開けることになるわけです。
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 しかし今度は逆に外側翼突筋が過緊張をおこせば、今度は鼻腔や耳に不要な力がかかってしまいます。

 というわけで、この下関穴は、下顎骨の関節部の可動にとって重要なポイントであるとともに、下顎関節障害、耳、鼻の諸症状、頭痛などにも有効な経穴になるのです。


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 つらい腰痛、がんこな肩こりでお悩みの方は都筑区仲町台の整体院、東洋整体術仲町台療術センターへお気軽にどうぞ。ギックリ腰や寝違え、ヒザや足腰が痛くて歩くのがツライ方もどうぞ。
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頬車(きょうしゃ)穴 [東洋医学]

 経穴のお話に戻ります。


 今日は頬車(きょうしゃ)穴です。
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 名前の由来は、古代の中国では下顎骨のことを頬車骨と呼んでいたことからくるようです。


 前回の大迎穴は、咬筋という噛んだり、歯を食いしばったりするときに使う筋肉の前縁にありましたが、この経穴は、その後縁にあります。そのためやはり咬筋をゆるめることで、首や肩のこり、顎関節の痛み、頭痛、胃腸の諸症状などに効果をだせます。






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大迎(だいげい)穴 [東洋医学]

今回もツボのお話です。


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 今日は大迎(だいげい)穴です。

迎の字は大腸経の迎香穴で使われていました。
この場合は、鼻が香りを迎える~嗅覚のことを意味しています。


 大迎穴のあたりには感覚器官はありませんが、ここは頸動脈の大きな拍動を感じられる位置にあたります。また、東洋医学では脈診といって、動脈の拍動から診断をすることが重視されています。つまり、ここが大きな拍動を診る~迎えるポイントであるため、大迎穴と名付けられたとするのが、命名の由来のようです。


 この経穴は、ちょうど咬筋という噛んだり、歯を食いしばったりするときに使う筋肉の前縁にあたります。整体では、この咬筋の過緊張が、首や肩のこり、顎関節の痛みなどに関係するため、大迎穴のあたりをゆるめるように調整します。強く押すのではなく、ゆるめるポイントとしてやさしく触れていきます。
 また、前回の地倉同様、ここがゆるむと笑顔になり、胃腸にもいい効果があります。また、咬筋はこめかみとつながっているので、頭痛にも効き目があります。



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地倉(ちそう)穴 [東洋医学]

今日はまた、経絡やツボのお話に戻りましょう。

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 今回は地倉(ちそう)穴です。地は天地の地で、下方、つまり顔面の下部を指し、倉は倉庫、つまり食料を納める場所つまり口を意味しています。名前の由来は、経穴の位置や、胃とつながる口の機能から発しているようです。


 口角にあるこの経穴~ツボは、この整体の仕事に就く前に働いていた販売の仕事では、そうとは知らずに多くの人が使っているツボでもありました。
 

 販売の店頭では、まず笑顔が大切だと教わります。そう言われても新人には見知らぬ人の前で笑顔をつくるのは大変だったりします。
 また、人間365日いつも楽しいとは限りません。むしろ現場では、先輩に怒られて泣きたくなったり、理不尽なお客さんや上司の言葉に怒りを押し殺したり、サービス残業の連続で疲れきっていたりと、厳しい状況の中で客さんの前に立たなければなりません。


 そんな時には「ピースマイル」がいいよとよく言われていました。口角を上げて「ピー」と言いながら笑顔をつくると、あら不思議、腹の中は煮えくりかえっていても顔には笑顔が浮かびます。

 そして実はそうしているうちに怒りもおさまってきたりします。ベテランになると、クレームで怒鳴っているお客さんの前に立っていても笑顔で落ち着いた対応ができるようになったりします。


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 もう一度上の図で、顔面の胃経の気の流れを見てみましょう。胃経の流れているところを上に引き上げると笑顔になります。

 逆に笑顔で胃経の気の流れがよくなれば、煮えくりかえったお腹~胃の調子もよくなるというわけです。


 臨床では、口や歯の諸症状などにも用います。そしてやはり、顔面神経の症状にも有効で、顔の表情などをつかさどる筋肉の硬直をほぐす力があるとされています。





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巨髎(こりょう)穴 [東洋医学]

 季節の変わり目ですね。こんな時期は、お身体がつらくなる方も多くなります。ようやく新しい絵を描いて、ブログを更新する時間をとれました。


 今日は経絡~ツボのお話を続けます。前回の四白の次は巨髎(こりょう)穴です。
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 巨は大きい、髎は前にも出てきましたが、骨の隙間のことです。このツボは図のように頬骨から続く隆起がつくる大きな谷間にあるので、こう名付けられたようです。


 巨髎穴自体は、上顎骨にあります。頭蓋骨に詳しくなると、いろいろ面白いことがわかります。上顎骨という骨は、上顎の真ん中で左右対称な2枚の骨が出会うように配置されています。

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 左脳の重さを受け止めている左の側頭骨は左の頬骨を経由して左の上顎骨に左脳の重さを伝えます。右脳の重さを受け止めている右の側頭骨は右の頬骨を経由して右の上顎骨に左脳の重さを伝えます。それぞれの脳の重さは、左右の上顎骨の結合部でお互いに押し合うように伝わり、支えあいます。



 身体をバランスよくうまく使うということは、自分の体重をうまくコントロールすることでもあります。

 身体には左右のパーツの重さを使って、左右がバランスよく歪まないように支えあう仕組みがあちこちにあります。鎖骨や第一肋骨、恥骨や坐骨などもそうです。

 逆にこの仕組みがうまく機能していないと左右に歪みが生じることになります。


 身体と同様、頭蓋骨も歪みます。鼻が曲がっていたり、耳の高さが違っていたり、口が歪んでいたりなど、人によっていろいろですが、鼻が曲がれば鼻炎になりやすくなりますし、耳が正しい位置にないと、耳の疾患になりやすいでしょう。口が歪めば歯並びは悪くなってしまいます。噛みあわせが狂うといろいろな症状の原因になりかねません。


 巨髎穴は、側頭骨から頬骨、上顎骨に伝わる脳の重さの通り道の真ん中にありますから、バランスを取り戻しすためには重要な位置にある経穴ということになるわけです。

 とりわけ、鼻や口、歯の症状に有効とされています。



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四白(しはく)穴 [東洋医学]

 今日は、経絡~ツボのお話に戻ります。足陽明胃経は、前回の承泣から下がって四白(しはく)に流注します。

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 四白の四とは四方八方の四で、白とは明白の白を指します。つまり四方を明らかにする~つまり目のことを意味しています。

 効能もその名のとおり目の症状に有効です。




 目の症状~特に視力の低下に悩む人は多いですね。



 私自身、子供のころから視力が落ちて今では眼鏡なしではすごせません。失った視力を取り戻したいという夢は、はじめて眼鏡をかけた日の悲しみとともに今でも抱き続けています。

 実際、いろいろなことを試し続けて、ようやく最近視力を少しずつ取り戻すことができるようになってきました。健康診断のときに、視力を測ってくれる方が、何度も首をかしげていました。とはいえ、私の視力はあまりにも落ちてしまっているので、眼鏡を外せるほど回復しているわけではありません。

 また、時おり突然視野の中の一点~ちょうど焦点をあわせている中心部が光って、見えなくなる症状にも学生時代から悩んでいました。その対処法、予防法もなんとか発見することができました。


 その中で思い知ったことでもありますが、目の症状を改善するということは、大抵の場合簡単ではありません。どんな場合でもここをこうすればこうなるという仕組みが幾重にも重なっていることが多いのですが、目の場合は特にその仕組みが複雑であると感じます。

 経絡の話に戻しますと、目という器官には、頭部や顔面に流れるすべての経絡~手足の3陽経~つまりすべての陽経に加え、手小陰心経と足厥陰肝経までが集まっています。ここまでたくさんの経絡の気を集めている器官は他に無いでしょう。


 四白は目の症状に有効です。ただし、目に流れる胃経の気血が正常化する必要がある時には有効ですが、どんなときにも有効というわけではないのです。

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承泣(しょうきゅう)穴 [東洋医学]

 経絡、経穴のお話は、前回で手陽明大腸経が終わりましたので、今回からは、足陽明胃経になります。

 胃経のはじめの経穴は、承泣(しょうきゅう)穴です。
命名の由来は、涙を受ける(承ける)位置にあることからでしょう。
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 眼精疲労など目の様々な症状に有効です。

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迎香(げいこう)穴 [東洋医学]

 今日は、ツボのお話に戻って「迎香(げいこう)穴」についてお話しましょう。
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 この経穴の名前の由来は非常にわかりやすいですね。香りを迎える~つまり嗅覚=鼻を指していて、鼻のわきにある経穴であり、鼻の症状に有効な経穴でもあります。


 大腸経は肺経と表裏の関係にありますから、その経穴が呼吸器である鼻に作用するのは当然のことともいえます。


 この迎香や前回の禾髎は、骨格でいうと、上顎骨という骨の上にあります。上顎の歯はその上顎骨から生えています。長い間お話してきたように、大腸経の近くにある腕の筋肉は、強い腕力のでる筋肉です。力を入れる時歯を食いしばったり、腕の疲れがとれない状態で眠ってしまうと歯ぎしりしてしまったりすることには、大腸経を通した相関性があるといえます。

 ですから、歯ぎしりや鼻詰まり、腕のしびれや痛み、肩こりや首こりは、大腸経全体をゆるめてあげると効果があります。口元や、鼻まわりの緊張をとっても歯ぎしりや鼻詰まりに効果がでなければ、腕や手の大腸経のツボをやさしくほぐしていけば効果的かもしれません。逆に力が入りすぎて肩や首、腕の症状が揉んでも軽くならなければ、この迎香や前回の禾りょうのあたりの緊張を解いてみるといいかもしれません。

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禾髎(かりょう)穴 [東洋医学]

 今日は禾髎(かりょう)穴です。
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 髎とは、肘髎穴のときにも書きましたが骨の隙間、凹みを指します。


 一方禾は、Wikipediaによれば、『イネ科植物のアワを意味し、その穂が垂れる様子に象る~(中略)~穀物一般の総称としても用いられた。』とあります。

 禾が、経穴の名前の由来となったのは、穀物一般、つまり食物のことを指しているという説と、その穂が垂れる様子~つまり口髭のことを指しているという説があります。

 食物を摂るのが口であるために名付けられた、あるいは口髭があるところであるために名付けられた、どちらにしても禾は経穴の部位~口の部分を指しているということのようです。


 仮に口髭説で考えると、口髭のあたりにある骨の凹みに、この経穴があるのでわかりやすいかもしれません。



 この経穴は、よく鼻炎に効くツボとして用いられます。その他にも上あごや上の歯や顔面神経の症状にも有効です。



 面白いのは、大腸経の流注図を見ると、前回の扶突穴からこの禾髎穴に至る経絡線が、身体の左右を横切っている場合と、そうでない場合があることです。大腸経以外の経絡では、こんなケースは見たことがありません。
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この図では禾髎(かりょう)穴ではなく、次の迎香穴から左右を横切っています。禾髎(かりょう)穴からの図は残念ながら用意できませんでしたが、実際は禾髎(かりょう)穴から左右を横切っている図の方が多いかもしれません。

 私の感覚では、どちらの場合もあって、ケースバイケースでどちらに流れているかを選択して使用すべきではないかと思っています。

 これまでお話してきたように、大腸経が主に強い腕力を発揮するときに使う筋肉と連動していることと、大腸経が、この後足の胃経につながっていくことから、例えば右足でふんばって右腕力を使う場合と、左足でふんばって右腕力を使う場合の二通りのケースが存在することと関係があるのではないかと思います。


 症例でわかりやすくいうと、寝ている間に歯ぎしりをしてしまうとか、知らぬ間に歯を食いしばってしまう等の症状の場合、左右の手足のアンバランスな力みと、左右のあごの上下を流れている大腸経や胃経のアンバランスな気の流れが連動している可能性があります。
 だとすれば、その方はどちらかの肩の可動が悪かったり、どちらかの腕や指に痛みやしびれがあったり、胃腸が弱かったりする症状があるかもしれません。

 整体では、その症状それぞれにアプローチをしていきますが、第一原因が、腕の力みなのか、足の力みなのか、ストレスなどからくる胃腸の悪さなのか、歯並び、虫歯などの歯の症状なのかによって、根本的な解決方法を解明して選択する必要があります。

 そうしなければ、対処療法の繰り返しになってしまい、再発を繰り返す状況をストップすることはできません。整体が、直接症状がでているところだけでなく、全身を手あてしていくのにはこんな理由があるのです。



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扶突(ふとつ)穴 [東洋医学]

 今日は扶突穴です。

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 扶というのは、三寸のことを指しています。人差し指から小指までを並べた長さを一扶というのですが、この一扶が、ちょうど約三寸になるので、臨床でも昔から用いられている長さを簡単に素早く測る方法なのです。

 突は突起~すなわち喉頭隆起(俗にいうのどぼとけ)のことです。

 つまり喉頭隆起から左右に一扶のところにある経穴~ツボであるから、扶突穴という名前がついています。



 
 この経穴も前回の天鼎同様、咽喉の腫れやその他の咽喉や頸部の不調に有効であるとされています。



 天鼎や扶突がある胸鎖乳突筋が硬いと、咽喉や頸部に悪い影響をあたえます。しかしこの筋肉が硬いのは、凝って硬くなっているわけではないのでむやみに解そうとしても非常に痛いのを我慢しなければならず、その割にはあまり報われません。

 口腔で呼吸をする動作、咽喉でのみ込む動作、歯で噛む動作などに力が入りすぎていると胸鎖乳突筋は硬くなります。寝ているときに歯ぎしりをしてしまう人などによくある症状です。

 口、咽喉、舌、歯、鼻などの筋肉の緊張が解けるようにしてあげると、胸鎖乳突筋はやわらかくなります。直接アプローチをする場合もありますが、個人的には、関節的に緩めるようにすることが多いです。
 この後、大腸経は上あごから鼻へと流れていきます。胸鎖乳突筋を関節的に緩めるには、その流れにそってアプローチすればいいわけです。そのお話はまた次回以降にしましょう。



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